私の人生は「オタ活」にまみれた人生だった。

元々、熱しやすく冷めやすい体質なのだが、

その熱している時の熱量がとんでもない。

大炎上も大炎上、火山大噴火、一面焼け野原。

とにかく「推し」の為なら、時間もお金も惜しむことなく使ってきた。

そんなオタク人生の中で、一番愛を注いだ相手がいる。

今から8年程前、とある日韓合同オーディションよりデビューを果たした

「IZ*ONE」というグループに所属する黄色担当「チェ・イェナ」氏である。

そのオーディションの中で初めて見つけた彼女の、

あまりにベイビーエンジェルなお顔、

パワフルなダンス、少しハスキーな歌声、切れ味のあるラップ、

何より周りに振りまくハッピーウイルスに心の臓を丸ごと持っていかれた。

それまで韓国アイドルの文化について詳しく知らず、

なんとなく知っている、やんわり好きな人がいる程度のヨワヨワオタクだった私だが、

この出会いをきっかけにK-POPの沼にズブズブ入ることとなった。

推し方、活動スケジュール、オタク内の暗黙のルールエトセトラ…………

彼女のためになるのなら、と全ての時間とお金を使ってきた(ちなみに口座残高は三桁になった)。

だがここですべてを語るにはあまりに長くなってしまうため、

また時間がある時に、改めてゆっくりお話ししたいと思う。

IZ*ONEの活動は2年半の契約だったため解散し、

今はそれぞれ別の道で活躍する彼女たち。

新たな活動開始までの空白期間や、

私生活の変化も相まって、私はしばらくオタ活からは少し離れ、

いわゆる茶の間、お家からひっそりと応援する生き物になっていた。

そんなタイミングで、イェナちゃんが日本へツアーをすることが決まった。

実は以前も来ていたのだが、

その時は結婚やら新しい仕事やらでタイミングが合わないことや、

「もう大してお金を使っていないダメオタクだしな…」と勝手に申し訳なさを感じ、

勝手に応募をしなかったのだが、

今回日本に来ることをサラッとシロクマくんに話したところ、

「え、いいじゃん!行こうよ!」

と拍子抜けするほどあっさりと同行者が決まり、5~6年ぶりの参加を決めた。

結論から言わせてもらうと、あまりにも良いライブだった。

良いライブすぎた。

私は最初から最後まで泣いていた。

まず今まではIZ*ONEとしての活動でしか見たことがなく、

グループは12人いたため、1人で舞台に立つ彼女を見ただけで泣いた。

彼女の曲を知っている人なら分かるかもしれないが(というかぜひ聴いて欲しいのだが)、彼女はこちらをハッピーにさせる曲を多く持っており、

スタートからハッピー全開メドレーだったのだが、

弾けるような笑顔と可愛すぎる振付、力強い歌声に、

堂々と1人でセンターに立っているという状況で、おそらく私だけがボロボロ泣いていた。可愛かった。

そして続く映像の演出や衣装チェンジ、名曲のカバーなどセンスの良さ全開なライブで、

ことあるごとに誇らしすぎて泣いた(彼女は自身の活動を多くを1からプロデュースしているため、あらゆる活動のセンスの良さは彼女の実力なのである)。

そしてIZ*ONE時代の曲では、マスクをしていて良かったと思うほどドロドロに泣いた。

ちらりと横を見ると、ソロ参加のお兄さんもめちゃくちゃ泣いてた。ハグしてしまうところだった。

今回、参加者は事前の応募で1階席と2階席を選べるシステムで、

私は今の彼女を頑張って応援しているオタクの皆々様に近くで見ていただきたく2階を応募していたのだが、

まさか途中で2階席にご登場いただくというサプライズ。

数年ぶりの至近距離のイェナ様に呼吸が止まり、その愛らしさに同じ人類ではないなと改めて実感していたのところ、

横にいたシロクマくんがボソッと、

「同じ人類とは思えんな……」

と声を漏らしていたので、やはり彼女の素晴らしすぎる存在は同じ人類ではないという認識は全人類の共通事項なのだなと知った。可愛かった。

3時間程のライブも終わり、シロクマくんに「どうだった?」

と聞かれ、素晴らしさを伝えながらまた泣いた。

私はこの日1日で、数年分の涙を使い果たした。

やはり推しは良い。生きる活力になる。

またライブという生で楽しめる場所も、定期的に行くものだなと思わせてくれた。

みなさまも機会があればぜひライブに行ってほしいし、

とりあえずまずはYouTubeでチェ・イェナちゃんを検索して欲しい。

ria