2025年 最高だった本を語る①
タイトルを見て、「今更?」と思われる方もいるかもしれないが、
長々と語る場がなかったため、ここではしゃがせていただきたい。
ちなみに2025年に読んだ冊数【147冊】、
その中でも「ひぇ~~!最高すぎる!!!」とうなり声上げさせてくれた作品たちは以下🖊
1.『三体(三体シリーズ)』劉慈欣
2.『同志少女よ、敵を撃て』逢坂冬馬
3.『ストーンサークルの殺人』M・W・クレイヴン
4.『有限と微小のパン』森博嗣
5.『博士の愛した数式』小川洋子
6.『イン・ザ・プール(伊良部シリーズ)』奥田英朗
7.『自由研究には向かない殺人』ホリー・ジャクソン
8.『火車』宮部みゆき
9.『ロスト』呉勝浩
10.『異常(アノマリー)』エルヴェ・ル・テリエ
今回はまず2冊ご紹介★
!!!ネタバレを含む可能性がありますのでご注意ください!!!
①三体(三体シリーズ)/劉慈欣

◆あらすじ
物理学者の父を文化大革命で惨殺され、人類に絶望した中国人エリート女性科学者・葉文潔(イエ・ウェンジエ)。失意の日々を過ごす彼女は、ある日、巨大パラボラアンテナを備える謎めいた軍事基地にスカウトされる。そこでは、人類の運命を左右するかもしれないプロジェクトが、極秘裏に進行していた。
数十年後。ナノテク素材の研究者・汪淼(ワン・ミャオ)は、ある会議に招集され、世界的な科学者が次々に自殺している事実を告げられる。その陰に見え隠れする学術団体〈科学フロンティア〉への潜入を引き受けた彼を、科学的にありえない怪現象〈ゴースト・カウントダウン〉が襲う。そして汪淼が入り込む、三つの太陽を持つ異星を舞台にしたVRゲーム『三体』の驚くべき真実とは?
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正直、読み始めて最初の50ページで「あ、これ難しいやつだ」と悟り、
100ページで「やばい…全然進まん……」と焦りはじめ、
150ページで「今、何してるんでしたっけ?」とIQ3になり、
200ページを超えて「うっほぉい!なんだこれ!面白すぎる!」とうなりを上げた。
そもそもSF小説がド初心者な私にとっては飲み込むのに時間がかかる展開が多く、
「汪淼に見えてるカウントダウンってなんだ?これの原因を突き止める話なのか?あれ?なんかゲームやり始めたけど?これの名前が三体ってことなんだね?ん?宇宙の話じゃなかったっけ?ってか肩書がムズイ登場人物が多すぎやしないか?」
と常に頭にはてなマークをびっしり詰まらせて読み進めていたが、
どうにかこうにか三体のゲーム終了まで読み切り、
オフ会が開催されてからの面白さの跳ね上がり方が異常だった。
全部意味が分からんと思っていたものが、いきなり線を結びはじめやがった。
元々ミステリス好きの人間からしてみれば、
伏線回収なんて涎がダラダラ零れる大好物だし。こんなん好きになっちゃう。
いや~~~あそこで葉文潔の登場はアツすぎないか?
なーんか過去の話と行ったり来たりするなぁとは思っていたものの、
ここで!ここで繋がるんですか先生!と、マジでリアルに声出た。
しかもそこから怒涛の「実はこれは…」の色んな事実が判明して、
三体人ってのがいるんですね!?しかも返事きちゃったんですね!?
応答するな!応答するな!応答するな!
ぎぇぇええぇええゾクゾクする~~~~~~!!!!!
お前たちは虫けらだ。
あああ~~~~~怖い~~~~~~!!!!!!ひええぇええぇ~~~!!!!!!
しかも何がヤバいって、巻数が進むごとに規模がどんどんデカくなっていくし、
最終的には「宇宙ってちいさいんだなぁ…」とか分かった風にほざいてた。
とにかく三体人が怖すぎて読み進めると、
感情の起伏がこれでもかという程振り回されて、
読み終わる頃には息切れしながら次の巻に手を伸ばしてたよね。
多分映像で見ても最高に面白いんだろうけど、
三体人から送られてくるメッセージの太文字の恐怖は、
文字でしか味わえない興奮があるから、絶対小説で読んでほしい。
章ごとに主人公が違うのも面白かったし、
なによりページ毎に名前にフリガナをふってくれた出版社様には感謝☆
読み切るのにそれなりの時間は有するけど、絶対損させないと言い切れる作品だった。
(といいつつ少し時間を空けてしまったせいで、番外編へ手を出すのにビビり散らかして積んでます)
②同志少女よ、敵を撃て/逢坂冬馬

◆あらすじ
独ソ戦が激化する1942年、モスクワ近郊の農村に暮らす少女セラフィマの日常は、突如として奪われた。急襲したドイツ軍によって、母親のエカチェリーナほか村人たちが惨殺されたのだ。自らも射殺される寸前、セラフィマは赤軍の女性兵士イリーナに救われる。
「戦いたいか、死にたいか」―そう問われた彼女は、イリーナが教官を務める訓練学校で一流の狙撃兵になることを決意する。母を撃ったドイツ人狙撃手と、母の遺体を焼き払ったイリーナに復讐するために。同じ境遇で家族を喪い、戦うことを選んだ女性狙撃兵たちとともに訓練を重ねたセラフィマは、やがて独ソ戦の決定的な転換点となるスターリングラードの前線へと向かう。おびただしい死の果てに、彼女が目にした“真の敵”とは?
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また小難しそうな本を手に取ってしまったパート2。
もうめちゃくちゃXのTL流れてくるし、
みんな面白いっていうし、そんなん買っちゃうし、読んじゃうし。
んで蓋を開けてみれば「ほら~!難しいやつじゃん!」って小後悔。
最初は色んな人の感想にもあった、
「逢坂さんが現場で見てきたとしか思えない描写!」をビシビシと感じた。
あまりにも細かく書かれてるし、
私は未だに逢坂さんはタイムスリップしてきた人だと思ってる。
本を読みながら、あそこまで頭の中で風景が浮かぶ作品も中々お目にかかれない。
だから面白い!という感情より「すげぇ…映画見てるみたい…」みたいな気持ちで読んでた。
でも読み進めていくとそれぞれのキャラクターの良さに気付いてくる。
厳しくも凄腕でどこか愛を感じるイリーナと、
生徒たちそれぞれの個性と関係性が楽しくなってくる。
ふーーーん、なんだこいつら、絶対ハッピーエンド迎えような、の気持ち。
それをさぁ!!!!まさかの!!!!初陣で!!!!
やってくれたな逢坂冬馬ぁ!!!!!!!!!!!
しかも一番セラフィマと関係性が出来そうだと思ってたのによぉ!!!!!!!
しかもあまりもあっけなく書かれるんですよね、ここ。
私読み進めながら「え?あれ?死んだ?嘘でしょ?はい?」って、
同じところ数回読み直したわ。
それでも戦場での命って、こういうものってことなのかなと、
勝手に解釈進めて、一人でシクシクさせていただいた。
そこから飛んでクライマックスシーン。
はいタイトルの伏線回収大好物ありがとうございます。
少女、いや女性たちにとっての「敵」とはなんなのか、
作品を読みながらチラホラ散らされていたテーマではあったけど、
ここで回収とは、もう、言うことありませんわ。流石っす。
しかも幼馴染とか、もうほーーんと胸糞。
もしかして周りに囲まれて仕方なく…?と一瞬よぎったけど、
多分コイツやってますわって、すぐ思い直したわ。
セラフィマにとってはトラウマもんの出来事だったかもしれないけど、
あの選択をした彼女には金三封くらいあげたい。
何はともあれ、最後の最後にこんなタイトル回収が待ち受けてるなんて、
もっと早く教えておいて欲しかったよ。最高すぎ。
続きはまた気が向いたら✌
…私、ただ伏線回収オタクなのかもしれない。
ria

